白虎連合Ⅱ
「すげー、ゆいが感情剥き出しにしてるっ」
「初めて見たな」
「ケッ!!!」
「龍、拗ねんなアホ」
私達を傍観していた二人は、まるで珍しいものを見たかのような目で。
そして一人だけ拗ねていた龍は英寿くんに叩かれていた。
「はははっ、寿と葉気に入った」
「あ、どーもっす」
「まぁゆいも、たった一人の身内やねんし優しくしろよ」
「ふんっ」
雄大くんは寿に騙されてるんやっつーの。
そ、そりゃうちかて昔は寿に懐いてたけど。
昔やからね、昔!!!
「メッシュなんて入れて、お洒落のつもりか」
「お前こそ金髪やんけ」
「金髪ちゃうし、ミルクティーアッシュやし」
「あ?」
「あ?」
「お前等一体なんやねん…」
一時的な友好関係。
それが終わったら寿ともおさらば。
早く犯人見つけよっと。
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