白虎連合Ⅱ
「ゆいさんどうでした?」
「末吉」
「うわ、微妙」
「…あんたはなんやねん」
「小吉」
「……………」
龍こそ微妙やないかい。
そんなアホはもう放っといて、改めておみくじに書かれた文字を見る。
「大切なもの、守れる守れないか貴方次第…」
ってことは、そういう状況に陥るってこと?
しかもうち次第って…。
まぁおみくじやし、気休めみたいなもんやしね。
「なになに、恋愛に関しては近くの人物を見よ?」
「……………」
「見てもお前鈍感そうやしなー」
「……………」
「っていうか、恋愛出来るん?」
「うるっさいねん!!!」
今日はもう絶対に雄大くんに近付かんとこ。
そう心に誓い、近くの木におみくじを結びあげた。
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