白虎連合Ⅱ
久しぶりに見た絵里は金髪に派手な化粧。
身なりも派手で、紫織と私が大人しく見えるくらい。
「絵里ー、この子知り合い?」
仲間の一人が笑いながら私を見る。
その瞬間、絵里も私を見て鼻で笑って。
「知らね」
見下し、そう言った。
知らね、か。
まぁ知り合いと言われるよりマシかな。
私こそ絵里と知り合いなんて思いたくないし。
大体、うちを変えたんはコイツやねんから。
「……………」
私は何も言わずにトイレから出る。
背中に視線を浴びたけど、振り向かない。
逃げるわけじゃない、どうでもいいだけ。
興味もなにもない。
ただイラつきだけは消えないけれど。
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