゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚
□■第3章■□
「恋の魔法?」
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「おはよう!…ございます。」
今日も教室の戸を開け、おっきな声で挨拶をする。
はぁ…今日も誰もおはようなんて返してくれないよ。
先輩、これ続ける意味あるんですか?
今日も諦め、席につこうとした時…
「おはよう。」
え?耳の錯覚?
私、耳までおかしくなったのかな。
気のせいだよね…うん。
私なんかにおはようなんて
言う人いるわけ…
「里村さん、おはよ。」
「おはよー!」
「おはよ、里村さん♪」
信じらんない…
く、クラスの女子が私におはようって…。
「お、おはよう…////。」
予想外の出来事にテレてしまった。
すると、クラスで一番可愛いと言われてる女子の坂田さんが私の顔を覗き込み…
「里村さん、照れてるの??可愛ぃー!」
そんな坂田さんの発言を皮きりに、次々と女子達が集まってきた。
気づけば、男子も何人か交わって私はクラスの子に囲まれ…完全に縮こまっていた。