゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



◆◆◆



私はいつものように昼休み、屋上へ行こうとお弁当を持った。


もちろん、お祖母ちゃんが愛情込めて作ってくれたお弁当♪


嬉しいことにね?
高校生の女の子が喜ぶような手の込んだおかずを入れてくれるんだ。


わざわざ近所の若い奥さんとかに聞いて。

煮物とか卵焼きとか、お祖母ちゃんの得意な料理でいいのに。



「里村さん、一緒にお弁当食べない?」


「え!」



坂田さんにお昼に誘われた。


こちらをニコッと見つめる坂田さん。
可愛いなぁ…。。


あんな子にご飯一緒にしようって言われるなんて…


というか、私…みんなに受け入れてもらえたってことかな。



「里村さん、いつもお昼いないよね…」


「どこで食べてるの~?」



みんな興味深々な感じ。


どこでって…。



「保健室で食べたりしてる。
ごめん…また誘ってくれたら嬉しいな。」

「そっか。また誘うね!」


「ありがとう。ごめんね。」



謝る私に坂田さんは、気にしてないよって笑ってくれた。


私はお弁当を抱えながら急いで屋上へ走った。



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