゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



「それで、原田くんのことが何。」


「その…ちゃんとお返事しました。」


「なんて。」


「ごめんなさいって…
原田くんとは付き合えませんって。」


「ふーん、なんで…?」


「な、なんでって…」



せ、先輩がいじわるな笑みを浮かべてる。

それなのにまたドキッとしてる私。
だって…先輩のこのちょっといじわるな笑顔、好きなんだもん。



で、でも…



「断った理由…なんだっけ?」


「せ、先ぱぁ~い…」



わざと私の耳元で囁くように聞いてくる先輩から、ほんのりミルクの甘い香りがする。


飴舐めてるなら分かってるくせにっ…。


うぅ~先輩近すぎますよぉ。


耳元に感じる先輩の息が私の心臓を破裂寸前まで追いつめてくる。



「先輩いじわるですぅ…」


「へぇ…いじわるなのは嫌いなのか?」


「き、嫌いじゃ…ないですけどぉ~(泣」


もう恥ずかしさと、先輩のいじわるな質問にもう私は半泣き状態。



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