゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



「わ、わ、わ、分かりませんっ。」



もう何が何だか分かりませんっ。。


すると先輩は抱き締めていた腕を緩め、私を見つめたかと思うと、フッと意地悪な笑みを浮かべた。



???



「これと一緒。」


「?…………………んっ!?///////」



突然のことに頭が真っ白になってしまった私は、思わず目を見開いてしまった。


せ、先輩の顔がこんな近くにあって、
私の唇に柔らかくて熱くてほんのり甘い唇の感触がある…ということは?



き、き、き、き、き、キスぅ~~~!!



私先輩と接吻…いわゆるキスというものをしてる!?



あ…ミルク味…



「ミルク…味?」


「ん、それ。俺の一番好きなやつ。」


「一番、好きな…………えっ!?あぇ?」


“この意味分かるか?”


“これと一緒”


“ミルク味”


“俺の一番好きなやつ”



整理しますと、



「好…き…?」


「ミルクも好きだけど、
アンズも好きってことだ。」


「ほぉ~。」



そういうことかぁ。


アンズも好きかぁ。


ほぉ~。



「す、好き!?先輩が私を!?」


「全然分かってなかったのか。超鈍感。」

「う"ぅ…」



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