゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚
い…
「い…いた、痛くない??」
「当たり前だろ。」
え?
高原先輩の声が下の方から聞こえるのは、気のせい?
「お前、意外に重いな。」
下に視線を向けた。
――――――――――え?
先輩は私のことを受け止めてくれたらしい。
というか、意外に重いな?
はぁ!?
「ど、どいてください!」
「いや、退くのはお前だろ。」
そ、そうだった。
私は慌てて先輩の上から退くとできる限り離れた。
「す、すいませんでした。」
なるべく目を見ないように、俯いたまま謝った。
すると、いきなりあごを掴まれグッと顔を持ち上げられた。
呆気にとられていると、先輩はズンと顔を近づけてきた。
き、綺麗すぎる…顔立ちっ。