゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚





お花屋さんから出て、しばらく歩いていた。



先輩、どこに行くんだろう。



そう思っていたときだった。







「すいません、遅くなって。」



「いいえ、学校お疲れさま。」







そんな会話が耳に入ってきた。



あぁ…やっぱり。女の人の声。
信じたくないけど…私捨てられちゃうのかな。



ガックリと落ち込んで回れ右して、帰ろうとした瞬間…



「おい、ストーカーかお前は。」


「せ、先輩…!」



しっかりと私の腕を掴んで、呆れ顔の先輩がいた。



見つかってしまったぁー。



「せ、先輩こんなところでお会いするなんて奇遇ですねぇ。どうされたんですか?」



「それはこっちの台詞だ。」



うう゛…これはもう逃れられないのか?


先輩仁王立ちして見下ろしてる~~。




< 152 / 156 >

この作品をシェア

pagetop