゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚
お花屋さんから出て、しばらく歩いていた。
先輩、どこに行くんだろう。
そう思っていたときだった。
「すいません、遅くなって。」
「いいえ、学校お疲れさま。」
そんな会話が耳に入ってきた。
あぁ…やっぱり。女の人の声。
信じたくないけど…私捨てられちゃうのかな。
ガックリと落ち込んで回れ右して、帰ろうとした瞬間…
「おい、ストーカーかお前は。」
「せ、先輩…!」
しっかりと私の腕を掴んで、呆れ顔の先輩がいた。
見つかってしまったぁー。
「せ、先輩こんなところでお会いするなんて奇遇ですねぇ。どうされたんですか?」
「それはこっちの台詞だ。」
うう゛…これはもう逃れられないのか?
先輩仁王立ちして見下ろしてる~~。