゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



確かに高原先輩の笑った顔とこのエプロン着たイケメンさんの笑顔…似てる。



それにしてもお父さんにしては、若く見えるなぁ…。


20代後半くらい?



「んで、杏は何がいい?」


「た、高原先輩と一緒で…。」


「んじゃ、
紅茶2つときなこクッキー2つ。」



そう注文をする高原先輩の姿、学校の女子が見たら失神するかもね。


不覚にもちょっとかっこいいって思った。



「え、君…杏ちゃんっていうの?」


「え…あ、はい。」


「可愛い名前だね!」



高原先輩のお父さんは、人を喜ばせるのが上手な人なんだなぁ…。

素直に嬉しいって思った。


いつもなら、自分の名前が恥ずかしくて嫌なのに。



きっと、高原先輩はこういうところをお父さんから受け継いでるんだ。



1人でそんな事を考えてる間に、高原先輩のお父さんは店の奥に入っていってしまった。



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