゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



「ごちそうさまでした…。」


「おし、見せてみ?」



小さくごちそうさまをすると、先輩に言われた通り空になったお弁当箱を渡して見せた。


綺麗になったお弁当箱をみて、
先輩はよしよしと頷くと…



「全部食えたな。…えらいぞ。」


「/////。」



この人本当に学校でクールなのかな。


こんなに優しい顔で
なでなでしてる人だよ?


私は赤くなった顔を隠すように俯いた。



「杏の改造計画その1…
【ちゃんと食べること】
分かったか?」


「はい。」



改造計画その1…【ちゃんと食べること】

生活の基本だよね。
それが私できてないんだから。



こうして、高原先輩による私の改造計画は幕を開けた。



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