゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚
「ばあちゃんに、
喜んでもらえてよかったな。」
「はい。」
先輩のおかげだよ。
「それで…相談があるんですけど。」
「相談?」
「はい…あの、お昼のお弁当をおばあちゃんに作ってもらおうと思うんですけど…」
せっかく高原先輩のお母さんが私のために毎日お弁当を作って下さるのに…
こんなお願い、よくないよね…。
「良いなそれ。ばあちゃん喜ぶぞ。」
え?
「いいんですか?
せっかく先輩のお母さんが毎日…」
「ばか。
そんなの気にすることなんかない。」
「でも…」
申し訳ない気持ちでいると、先輩は続けてこう言った。
「大事な人に作ってもらう方がいい。」
私は小さく頷いた。