゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚



私は高原先輩に身体ごと身を預ける体勢で固まっていた。



「俺は…
俺の良いとこも悪いとこも
お前が知ってくれてたら、それでいい。」



頭の上で響く低くて優しい先輩の声…


私が知ってくれてたら…それでいい。


こんなこと、初めて言われた。
嬉しくて…胸の奥がふわぁ~っと熱くなった。



「フッ…まぁ、お前のすぐ照れるとことか、意外に可愛いものが好きなとことか、
この学校じゃ…俺しか知らないしな。」


「…うう゛///////。」


「何赤くなってんだよ?」


「別に…赤くなんか…」


「その拗ねた顔も、
俺しか知らないんだよな?」



ちょっといじわる過ぎるのは…
先輩の良いところ?悪いところ?



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