゚。*゚甘い魔法にかけられて゚*。゚
「気になっちゃうよね、杏ちゃん…
私とあっくんのカ・ン・ケ・イ♪」
なんて小悪魔のような笑みを浮かべる鈴さん。
もしかして…先輩の彼女とか…?
年が離れてそうだけど、先輩カッコイイからあり得るよね…年上の彼女とか。
あ、あれ…
なんでこんなに胸が苦しいんだろ?
「鈴さんは俺の叔父さんの奥さんで、
母さんの親友。」
「あ~言っちゃったらつまんな~い。」
呆れ顔の先輩に楽しそうな鈴さん。
彼女…じゃないんだぁ。
ふーん…。
「お前まさか彼女とか思ったか?」
「えぇっ!?」
完全に図星な私に、先輩は完全に呆れ顔。
「鈴さん年上すぎるし。
まず叔父さん恐いし。…ありえない。」
明らかに私ホッとしてる。
あんな素敵な人なら先輩の彼女でも全然いいのに…
別に、私はただ先輩にかまわれてるだけ。
何にも思わない…。
何にも…。