最後の言葉
神の日記
五月一日(月)曇り
「彼」はアニメの様にモンスターを倒したり、冒険が出来るような世界を望んだ。
そんな世界なら指一本で造れる
私は神と云う存在だから。
その世界には「ウィリアム・セカンド」が中心となる世界なのだが……
たかが、夢の世界だ…
だが、問題がある
「彼」をどのようにその世界に来させるか。
私はまだ考えていないが、夢の世界の奴らが暴れ出してるのは確かだ。
そんな世界では満足出来ん。
だから…そいつらを殺るべきか……しかし今は…そんなこと関係ない。
今は「彼」以外どうでもいい。

つまんない世界を楽しくしてくれたのだから……。

五月二日(火)雨

今日も「彼」は人気で、多くの女子どもが集まっていた。
一人ずつ消して行こうかしら?
入院させたり、引っ越しさせたり、自殺させたり…笑えるわ………
まぁ、いいわ「彼」は私の物なのだから。
私達は幼なじみで四年の頃から付き合っているのだから。
キスしたり、手を繋いだり……
ありきたりな付き合いでもいいわ、好きな物にはかわりないもの。

でも邪魔な女は消すわ、要らないものね。

五月三日(水)曇り

今日一人、女を懲らしめてみたわ。
ちょっと入院させてみたの。
一生治らせないようにしてやるわ。
「彼」は心配そうにしていたわ…
まぁ、すぐに地獄行きよ。
あと、三日で女は死ぬのだから。
べつにこのノートはデスノートじゃないわよ
でも、名前は教えてあげる。

滝川礼奈…とね(笑)

五月四日(木)晴れ

今日は久々に外での体育。
相変わらず「彼」は楽しそうに笑っているわ
この笑顔が見れるなら、どんな事もしてあげる。
私は神なのよ?
神に出来ない事はないの。
人々を「彼」と私以外を消すことも出来るわ。
でもそれだと楽しみはないでしょう?
「彼」を愛しているもの。
そろそろ私の本名を教えてあげるわ。
感謝しなさい。

狂鬼琉鬼亜(きょうき るきあ)っていうのよ

覚えなさい。

五月五日(金)晴れ
「狂う姫は流れる鬼」という意味で、狂姫琉鬼亜。
兄は狂姫愛苦「愛苦しみます」っていう意味
いつかアタシ以外の誰かが読むものだから
書いてるの。
見られるからってこの思いを書くのは辞めないわ

伝えきれないものね
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