君と見た空~15才~
「はぁい。」
ガチャリとドアを開けてみると1人の女の子が立っていた。
リボンの色を見てみるとどうやら1年生のようだ。
「あの、写真部ってここでいいんですか?」
「へっ?あぁ、うん。そうだけど入部希望者?」
「はい。今、先生に入部届けを出してきました。」
「そっかぁ、どうぞ。」
私はそう言うとその女の子を部室に招きいれた。
「取り合えず自己紹介しとく?」
綾の一言から自己紹介が始まった。
「えっと、3年の佐山香織です。」
「同じく3年の綾です。」
「同じく3年の千春でーす。」
「あっ、1年の西田朔美です。」
彼女はそう言うとぺこりとお辞儀をした。
「朔美ちゃんかぁ~かわいい名前だね~」