君と見た空~15才~

「先輩、写真部って人数コレだけなんですか?」



「うん。まぁ、あの顧問だしね・・・。」




朔美ちゃんは部室内をキョロキョロと見回す。




「あの顧問って?」



「えっ!?知らないの?」




不思議そうに問う朔美ちゃんを驚いたような顔で綾が見る。



「いえ、さっき入部届けだしたときに会いましたけど・・・?」



「あの先生、男女の差別が激しくって女子には嫌われてるの。」




千春が苦笑いしながら朔美ちゃんに教える。



「あぁ、だから私が行ったとき最初は笑顔で振り向いたのにすぐ不機嫌そうな顔になったんだぁ。」






朔美ちゃんはそう言うと1人納得したように頷く。




「そう言うこと。だから部員はあんまり集まらないものと思ったほうがいいよ。」





綾はそう言うとごそごそとなにやらカバンを漁り始めた。




「何してんの?」



「ん?一応デジカメ持ってきたんだぁ。」




じゃんと言って綾が出したのはメタルブルーのデジカメ。





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