僕の上司は彼女です。

「ん~…?
さぁ…どうかな??」


曖昧に答えて、見逃し三振を狙いたいところなのに…


「あ、先輩はいないよ。
結構…長くいないんすよねぇ??」


横から鈴木が余計なことを口走った。


余計なことを言うな!と鈴木を睨むと


「えぇ~??
そうなんですかぁ~??
絶対モテそうなのにねぇ~?」


顔を見合わせながらわざとらしく相槌を打つ彼女たち。


「いやいや…。
俺なんて全然モテないよ。

鈴木の方が男前でしょ?
だからこんな可愛い彼女ができるんだし…その格好良さをわけてほしいくらいだよ」


すかさず、話題を鈴木に変えた。


こっちも負けてられねぇ…!


なぜならこのパターンは絶対……
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