僕の上司は彼女です。

バイトだ、課題だ、受験だ…って何かと忙しかったけど、その合間をぬって彼女との時間を作ってた。


馬鹿みたいに一生懸命だったし、ある意味真面目で、そして何より一途だった。


今の俺よりかは全然ましだったかもしれない。


でも大学に入って、やれコンパだ、飲み会だ…で、どんどん増えてく携帯メモリー。


風俗に行く友達にちょっと憧れてみたり。


「彼女」じゃなくても彼女同然のことができる付き合いがあることを知ったのもこの頃からで。


そんな俺に愛想をつかしたのか、いつしか彼女は俺から離れ、そのまま音信不通に。


それが俺の最後の彼女、チカだ。


もし…今でもチカと一緒にいれたら俺はここまで最低じゃなかったのかな…??
< 11 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop