僕の上司は彼女です。
その後はもう鈴木の彼女から探りを入れられるような質問もなく、たわいない話で時間が過ぎた。
明日もみんな仕事ということで早めに切り上げ、帰ることになった。
しかし、鈴木は当然ながら彼女と帰るわけで。
必然的に残った俺たちは
「じゃぁ~…帰ろっか」
と、この前同様に彼女を送ることになった。
帰る道すがらマリちゃんは口数が少なくて、だけど酔っ払ったのかな?ぐらいにしか思ってなかった俺は、とりあえず家まではもってくれと足早に彼女の家を目指した。
ところが…。
あの角を曲がったらマリちゃんの家…ってところで、マリちゃんは急に立ち止まり「島崎さんっ!!」って俺をよんだ。
吐くのかっ!?と思った俺は、すぐさまかけより「大丈夫??」と近付いたのにマリちゃんは…