僕の上司は彼女です。
「だけど、恭介の意見には反対だし認めないけど…別れたくはないから何も言わない。
無言の抵抗を貫く!」
涙目でそう言ってたな…。
仲直りの時だって…
「恭介が『ごめん』って言ったら『なさい』って言ってあげるから、先に言って!」
なんてことを言ったりもしてたな。
そんな可愛くない憎まれ口をたたくくせに、たまに脆くて弱さを見せるアイツが可愛くて仕方なかった。
チカ…お前、本当は今何考えてる――――?
いくら考えたってその答は出てこないし、俺に出来ることも何も無い。
それでも何かの役には立ちたくて、俺はコンビニに駆け込んだ――――。