僕の上司は彼女です。
だけど、意外にもチカは…
「…フフ。
そんな慌てなくても…怒ったりしないわよ。
ありがとう。
ちょうどキリがいいからいただこうかな」
食べてくれるようだ。
ホッと胸を撫で下ろし、買ってきたものを応接ソファーの机の上に並べているとチカがソファーに座った。
そして目を丸くして…
「これ…こんなに??」
「いや…何がいいかわかんなくて…あれこれ見てたらついつい増えちゃって…」
「呆れた…。
こんなに食べれないからあんたも付き合いなさいよ」
そう言って向かいのソファーに座るよう言われた。
「あ…じゃあ…」
なんて言いながら座ったものの…何気に仕事以外でチカと2人になるのはこれが初めてなことに今更気がついた。