僕の上司は彼女です。
雄弁にそう語った社長を若干引きながらそう思っていた俺に
「……な、島崎っ!?
女の美は若さだけじゃないよな、なっ!?」
と、まさかのごり押しキラーパス。
「えぇっ!?
俺ワイン飲めないっす…」
とかなんとか、口ごもっていると社長の手から見積書をひったくったチカが
「はいはい、十~分わかりました。
お2人が熟女好きで変態ってことがっ!」
そう言って社長室を出ていった。
だから残された変態2人の俺達は顔を見合わせ苦笑いを浮かべたんだ…――――――…。
まぁでも、女将を見てデレデレの池内部長を見てれば社長の読みは当たってたようだ。
だからこの会席の場を池内部長好みの女将が居るここに選んだんだろう。
微力ながらもチカのこの格好も功を奏してるみたいだし…。