僕の上司は彼女です。
「顔だけは良い彼氏を持つと気苦労も心配も多くてねぇ~……?
酒も飲めないし、周りは敵しかいないし。
そんな飲み会なんか行きたくないけど、ちゃんと行って目光らせてなきゃ……ねぇ?」
「…う、嘘だろう!?」
「今更そんなくだらない嘘ついてどうなんのよ」
「…………。」
それもそうか…。
「俺今初めてきいたんだけどっ!」
「当たり前じゃない。
今まで言ったことないし」
「………!!
何で言わねぇんだよっ!」
「言ってどうなんのよ!?
あんたが助けてくれたわけ?守ってくれたわけ!?」
「もちろん!!」
「はっ!!
あんた自分の過去を美化し過ぎなんじゃない?」