僕の上司は彼女です。
呆然だし、唖然だし。
疑問だらけだし、怒りも少し感じる。
だけど…そんな中でも唯一分かってることは……面接に行くしかないってことと、逃げれないってことだ。
俺は「NO!」と言えない日本人代表かもしれない。
きっと選抜メンバーだ。
かなりの選りすぐりだ。
――――――。
―――――――…。
指定された日時はその電話がかかってきた2日後の午後3時からだった。
で、今がその指定された日の午後3時の10分前。
俺はいろんな意味で有名な会社の応接室にいる。
目の前には俺とあまり年の変わらなさそうな面接官。
「あぁ、平岡さんの後輩だっけ?履歴書持ってきた??
じゃあ、そこ座って」