僕の上司は彼女です。

呆然だし、唖然だし。

疑問だらけだし、怒りも少し感じる。


だけど…そんな中でも唯一分かってることは……面接に行くしかないってことと、逃げれないってことだ。


俺は「NO!」と言えない日本人代表かもしれない。

きっと選抜メンバーだ。

かなりの選りすぐりだ。


――――――。
―――――――…。


指定された日時はその電話がかかってきた2日後の午後3時からだった。


で、今がその指定された日の午後3時の10分前。


俺はいろんな意味で有名な会社の応接室にいる。


目の前には俺とあまり年の変わらなさそうな面接官。


「あぁ、平岡さんの後輩だっけ?履歴書持ってきた??

じゃあ、そこ座って」
< 34 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop