僕の上司は彼女です。
その後、笑顔に戻ったマリちゃんと近くのバーに入り2人で飲み直した。
話せば話すほどマリちゃんはいい子で、彼女を見ていると心が和む。
だから尚更いい加減な気持ちで手を出したらいけない気がして…。
俺はこの夜マリちゃんと携帯番号を交換するだけに止どまり、彼女を家まで送りとどけた。
もちろん、彼女の家に上がる事なく俺はまっすぐ自分の家に帰った。
帰り道、ある意味厄介だな…と呟いてしまったのは俺の本音だ。
自慢じゃないが…俺は鈍感な方ではない。
彼女…チカ一筋だった高校生を卒業し、大学に入ってからは男女問わずつるんでた。
大学は違えど俺に彼女がいることはみんな知ってたけど告白されることも多々あった。
中には、ツレの彼女に告白されたこともあった。