W☆
「それは…」


うまく言い返せない私を見兼ねたのか、店長さんが「まぁまぁ」と間に入ってその場を濁してくれた。


「後日、連絡しますから」


その言葉を聞くか聞かないかのうちに、私は頭を下げてその場を後にした。



正直、悔しかった。



そんな風に指摘されるなんて思わなかったから…



きっと、不採用だろうな。



帰り道、私は久しぶりの挫折感を味わう羽目になったのだった。
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