W☆
予感
「…はい?」
寝起きの、まだ醒めきれない頭で、私は思わず聞き返した。
「…ですから、副島さんを採用ということで…今週中にも研修を始めたいと思いますので」
電話の相手は、あのコンビニの店長さん。
採用の電話がかかってきたのだ。
あの日、完全に諦めモードで帰宅した私は、まさか採用されるなんて思いもよらず、渡された名刺も棄ててしまっていた。
仕事柄、名前と顔はちゃんと覚えていたけれど。
ぼんやりする頭を何とかたたき起こし、堺店長の話を書き留める。
「…では、明後日の10時に」
私は電話に向かって深々と頭を下げた。
寝起きの、まだ醒めきれない頭で、私は思わず聞き返した。
「…ですから、副島さんを採用ということで…今週中にも研修を始めたいと思いますので」
電話の相手は、あのコンビニの店長さん。
採用の電話がかかってきたのだ。
あの日、完全に諦めモードで帰宅した私は、まさか採用されるなんて思いもよらず、渡された名刺も棄ててしまっていた。
仕事柄、名前と顔はちゃんと覚えていたけれど。
ぼんやりする頭を何とかたたき起こし、堺店長の話を書き留める。
「…では、明後日の10時に」
私は電話に向かって深々と頭を下げた。