恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
当麻くんのお兄さんも、ご両親も、ここには来ないみたい。
お爺さんがずっとひとりでこのお店を切り盛りしている。
当麻くんのお父さんのお父さんだから、香純さんは当麻くんのお父さんの兄妹の子ってコトだよね?
「私ね、初孫なんだ。だからお爺ちゃんっ子なんだよ。この年になってもね」
って言って、香純さんはクスっと笑った。
笑うと目尻が下がって優しい表情になる所、当麻くんに似てるな。
――ガチャ。
そんなとき、部屋の扉が開いた。
見れば、当麻くんがやっと上がってきてくれた。
もう、遅い~。『すぐ行く』って言ったくせに。
少しニラむと、私がすねたのがわかったみたいで、当麻くんはニヤリと笑った。
「さや、遅くなってごめんな」
「別に~。香純さんとしゃべってたから、いーけどね」
香純さんを見ると、彼女も笑顔になっていた。
お爺さんがずっとひとりでこのお店を切り盛りしている。
当麻くんのお父さんのお父さんだから、香純さんは当麻くんのお父さんの兄妹の子ってコトだよね?
「私ね、初孫なんだ。だからお爺ちゃんっ子なんだよ。この年になってもね」
って言って、香純さんはクスっと笑った。
笑うと目尻が下がって優しい表情になる所、当麻くんに似てるな。
――ガチャ。
そんなとき、部屋の扉が開いた。
見れば、当麻くんがやっと上がってきてくれた。
もう、遅い~。『すぐ行く』って言ったくせに。
少しニラむと、私がすねたのがわかったみたいで、当麻くんはニヤリと笑った。
「さや、遅くなってごめんな」
「別に~。香純さんとしゃべってたから、いーけどね」
香純さんを見ると、彼女も笑顔になっていた。