恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「そういう所は……行きたくない」


「は? だったらどこですんだよ」


「知らないよ、もぉ……」


もう。すぐ怒るんだから。完全に当麻くんの機嫌を損ねちゃったみたい。


でも、イヤなものはイヤだもん。


なんか……いかにもっていうか。


その場所に行くまでも誰かに見られてたらって思うとイヤだし、どんな所かわからないだけに……不安っていうか。


それだけをしに行く場所って気がして、ムードもなにもない気がするんだよね……。


「あーっそ。やる気なくした。……送ってく」


「うん」


コクリとうなずき立ち上がると、当麻くんは先に部屋を出て行ってしまった。


今まで当麻くんの側にいた女の子たちは、そういう場所もホイホイついて行ってたのかな。


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