恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
次の日学校に行くと、見慣れない光景が……そこにあった。


「おはよ~、さや!」


ニコニコ笑顔の月ちゃん。


月ちゃんとは今クラスが違うから、いつも会うのは昼休みだったり、たまに一緒に帰ったりするぐらいなんだけど。


今日は朝からウチのクラスに来ていた。


そして、なぜか鶴くんとしゃべっている。


え。もしかしてこのふたり……。


昨日、月ちゃんと鶴くんを放って帰ったコト、今さらながら思い出した。


ふたり、一緒に帰ったのかな?


「月ちゃん、おはよ。どうしたの、珍しいね。うちのクラス来てるの」


「聞いてよぉ。タカと別れた! でね、昨日ずっと鶴が私のグチに付き合ってくれたの」


「えーっ! そうなの!?」


彼氏のタカくんと別れたのもビックリだけど、そのグチをずっと鶴くんが聞いてくれてたってのにも、驚いた。


……やっぱり優しいね、鶴くんって。

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