恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
さっきチラッと見かけたんだけど、バースデーケーキを作るのに大忙しなんだとか。


挨拶したかったから声かけたら、プイと顔を背けられ、


『あとで!』って言われちゃったんだよね。


人当たりの良い鶴くんの妹にしては、意外な反応だった。


月ちゃんは、「感じ悪っ!」って言ってたし……。


まぁ突然来たし、ハズかしかったのかもしれないね。


「……じゃ、オレ今からビンゴゲームの準備するから、いったん家の中に入るよ」


鶴くんはそう言って、家の中へと入っていく。


「ねぇ、月ちゃん手伝わなくていいの?」


「へっ? いいよぉ。それにしても、この料理豪勢だよね~。全種類食べきれるかな」


月ちゃん、すでに色気より食い気。


もぉ。こんなチャンスめったにないのにな。


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