恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「当麻くん!? どうしたの……その顔」


当麻くんの顔は傷だらけで、着ている服も少し破けていた。


月ちゃんもかなり驚いてるけど、周りにいたクラスの子たちも、当麻くんを見て唖然としてる。


「おぅ、待たせたな」


当麻くんは私の質問には答えずに、近くまでやってきて私の首に腕を引っかけた。


みんなの前で肩を抱かれてハズかしいけど、今はそれどころじゃナイ。


「当麻くん……ケンカしたの? 心配したよ? 全然連絡くれないんだもん」


「絡まれたんだよ。……ったく」


当麻くんは舌打ちすると、ペッとその場にツバを吐きだした。


それには血が混じっていた。


「うわぁ……血!? 手当てしなくちゃ……」


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