恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「んあ? あぁ…口ん中切ったみてぇ。なんか鉄臭ぇと思ってたんだよな」


「当麻くん……大丈夫? 今から病院行く?」


「は? 大ゲサ。こんくらい、大したコトねーよ。

あ、ひとついい方法あるけどな?」


「いい方法って……?」


「口ん中は、舐めたらすぐ治んだぜ。……さやに治してもらお~かな」


そう言って当麻くんはニヤリと笑い、私に唇を寄せてきた。


……いつもの当麻くんだ。


ピリピリしてる様子もないし、イライラもしてない。


本当に……ただ、絡まれただけ?


キスされるのかなって思いつつ、ドキドキしながら当麻くんを見つめていると、


当麻くんに、ほっぺたをピトッとくっつけられた。



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