恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「……あ~、マジ痛ぇ。さや、手当てして」


さっきまでニヤッとしてたのに、今は目を閉じて、私に寄っ掛かってきた。


やっぱりいつもとちょっと違うような……。


「いいよ。早く中に入ろ? 月ちゃんゴメン、私たち家に入ってるね」


「うん。じゃ~、あとでね」


月ちゃんに断り、当麻くんを連れて鶴くんのウチの中に入った。


「当麻くん、そんなに痛む?」


「まぁな。喋ると痛ぇ」


「うん、じゃあ……しばらく話さなくていいよ」


こんな時どうしたらいいんだろう。


手当てするって言っても、口の中は消毒できないよね。



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