恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
家に入ると、鶴くんがリビングから箱を抱えて出てきた。


「あっ、絹川くん!」


「おぅ、鶴。遅れて悪かったな」


「っていうか……なんでそんな傷だらけ?

早く中に入ってよ。傷口、洗い流さないとね。洗面所、コッチだから」


鶴くんは箱をろう下に置き、当麻くんに近寄ってくる。


「洗い流すって……鶴、オレを殺す気かぁ?

シみたらどんだけ痛いか知ってんのかよ」


当麻くん、鶴くんを思いっきりニラんで威嚇してる。


あぁ……、そんな怒らなくても。


「鶴くん、悪いんだけど……ちょっと休ませてあげていいかな。

当麻くん部屋に連れて行ったら、私もすぐビンゴのお手伝いするから」


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