恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「ちっ、違うよ……。私はまだ、帰らないよ。うちのクラス自習なの。当麻くんは……」


「あ?センセーがな、『この小テストすんだ人から今日はもう帰っていい』っつーからな?すませて出てきた」


「すませて……って。そんな早く?」


「さや先生のおかげ?教えてもらった所ばっかだった。ありがとなぁ」


確かに、当麻くんって、すごく飲みこみがいい。いつの間にか英単語も文法も覚えてるし、中間テストの成績もわりと良かったみたいで。


これなら期末も期待できるかな?って、思っていた。


「私が教えてたコト、全部身になってるんならいいけど……」


「なってる」


当麻くんは、そう言うと、目を細めて私に顔を寄せる。


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