恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「ねぇ、さっきからちょっと気になってたんだけど」


「んあ?」


当麻くんの胸もとを見つめる。


「私があげたプレゼントは?」


――ピタリ。


と、当麻くんは階段を下りる足を止めた。


顔を見ると、なんだか苦笑いしてるし。


「あのな、ちょっと落ち着いて聞けよ?」


「え、なに?」


「オレは、形は気にしね~から……。くれたっていう、その気持ちがありがたい」


なに言ってるんだか、わかんないよ。


「ちょっと、ハッキリ言ってよ」


「……悪い、ちぎれた」


え?


ちぎれたって……


どういうコト?


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