恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「え……。あ、そーだよな。

せっかくくれたのにな。コレ、修理に出すか……?

相手と揉み合った時に……ひきちぎられてさ」


私からのプレゼントを手のひらにのせ、戸惑ってる。


「……バカ!

アクセなんか、どうでもいいんだから。

当麻くんになにかあったらって……心配でしょうがないんだよ?

私の知らない所で……危ないコトしないで……」


そう言って、当麻くんの胸に飛び込んだ。


こんなに傷だらけになって……。


ひとの為に、身を投げ出して闘わないで?


当麻くんは、そっと私の背中に腕をまわしてくれた。


この温もりを……いつか失うんじゃないかと思うだけで、辛いんだから。


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