恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「……うわ、手作り!? すげー嬉しい」


驚いた。


鶴くんもなんだか頬を染めて嬉しそうにしてる。


月ちゃん、大成功だね!


鶴くん改造計画の一貫で、月ちゃんが見立てたアクセサリーか、小物でもプレゼントするのかな? って思ってたんだ。


けど、鶴くんに合わせたんだね。


鶴くんってこういう心のこもった、家庭的なモノを喜んでくれそう。


月ちゃんと鶴くんがホノボノした雰囲気を作っていると、


着替えをすませた当麻くんが、2階からおりてきた。


私たちの方も見ずに、そのまま玄関へと向かう。


「当麻くんっ!」


追いかけようとしていた私の足が、凍りついて動かなくなった。



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