恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
当麻くんは、寄せつけないオーラを放ち、冷たい目つきで……私を見ていた。


「さや、来なくていい。ひとりで帰る」


「えぇっ、どうして……?」


「気が変わった。今日、行けねーって流星さんに言っといて」


「そんなっ……」


だって、当麻くんの誕生日なんだよ?


一緒にお祝いするって言ったじゃない。


それに、今日は泊まる約束だってしてたのに!


たくさん言いたいコトがある。


言いたいけど、言わせてくれない雰囲気を作っている当麻くん。


「オイ、鶴っ!!」


――ビクッ!!


当麻くんが突然出した大きな声に、月ちゃん、鶴くん、私の3人は震えあがった。



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