恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
当麻くんが帰るのを見送り、また教室に戻った。


ヒアリングのCDはもう終了していて、鶴くんはプリントの回収をすませていた。


テストを終えたクラスのみんなは、解放されたことで、騒ぎまくってる。


自分の席に着く前に、鶴くんにひと声かける。


「ごめーん、鶴くん。もう終わったんだ?プリントも集めてくれたんだね」


「元はと言えば、オレが先生に頼まれた仕事だし。あ、これオレのプリント。写していいよ」


うわー、申し訳ないな。


でも、助かる。私のだけ答え抜けてたら、先生怒りそうだし。


鶴くん、優しいっ。


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