恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「不安ってコト?」


「いや……なんだろな。オレらしくねぇな。

さやの温もりが、欲しかった……ってトコか?」


当麻くんはハハッて笑うんだけど、私の胸の中はどんどん重たくなってくる。


「当麻くん、明日……やっぱり会って話したいな」


「……悪い。明日は、ムリ。

だったら、今から行くけど?」


当麻くん、ちょっと苛立ってる感じ。


声のトーンが一段と低くなった。


……どう、伝えたらいいのかな。


キララちゃんとは何でもナイっていう、当麻くんを信じたいけど


なにか……決定的な言葉が欲しいよ。


電話する前は、『何でもない』って言ってもらえるだけでいいって思ってたのに、


電話だと、話せば話すほど不安になる……。


「……わかった。ちょっと待ってろ。今から行くから」


「うん。ゴメ……」


「ゴメン」って言い終わる前に、電話は切れてしまった。



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