恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
ろう下に出て、当麻くんに連絡するも出る気配ナシ。


……そうだ。もしかしたら、お爺さんの喫茶店にいる?


香純さんとも久々喋りたいし、一度、お店に電話してみようかな。


喫茶店の番号は以前控えてたから、そこにかけてみるコトにした。


――トゥルルル。


電話の音が鳴り、すぐに香純さんの声が聞こえてきた。


「あの……皆川さやです。香純さんですか?」


「……さやちゃん!? 久しぶりね、どうしたの、ココにかけてくるなんて珍しいわね」


「仕事中なのに電話してすみません。今日って当麻くん、そっちに行ってませんか?」


「今日はお店休みだから、ココの掃除してたの。ちょうど休憩しようと思ってたから大丈夫よ。

当麻、来てないわよ……。あのね、さやちゃん」


何か言いたげな香純さんが気になる。


「……はい」



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