恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「ま、アンタの処分は流星さんに任すかな。

さや、コイツらになんもされてねーの? ったくバカなマネするなよな……もしなんかあったらどーすんだよ」


そう言って、当麻くんは私の方を見ると、ホッとしたように笑みをこぼした。


「うん。けど、香純さんが大変だって思ったから……」


「あぁ、悪かったな。香純さん、ひとりで大丈夫かと思ったけど、今回ばかりは油断したな。まさか、あんな姿にされるとは」


香純さんの殴られた顔の傷が痛々しい。


「当麻、私は大丈夫よ。久々腕がなったわ! たまにケンカするのも、ストレス発散になって、いいかもね?」


そう言って香純さんはフフッと笑っていた。


そこへ……。


――バンッ!!


血相変えたお兄ちゃんが、喫茶店の中へと飛びこんできた。


「香純さんっ、無事ですか!? ……ありっ?」


入口から入ってきてそう叫ぶなり、笑っている私や当麻くんと目があってキョトンとしてる。


そしたら当麻くんが大きく一言こう叫んだ。


「……おっそ!」






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