恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
それを聞いて、香純さんも鶴くんも笑っていて、


お兄ちゃんだけだがアウェイ。


しばらくキョトンとしてたけど、香純さんを見つけて飛んできた。


「香純さん! うわ、大丈夫ですか? えぇっ……傷だらけじゃないですか」


「ええ、大丈夫よ。こんなの慣れっこだから。流星くん、来てくれてありがとう」


「いえいえ、とんでもない! ……えっ? 慣れっこって?」


フフッ。お兄ちゃん、まさか香純さんが元ヤンだなんて知らないよね。


これは……私の胸の内におさめておこう。


「当麻、ココは私と流星くんで片付けておくから。さやちゃんを、お願いね。

さやちゃん……すごく、怖い思いさせてしまってゴメンね」


「いいえっ、香純さんの勇気に救われました。私ひとりだったら、ムリだったから」


「そんなコトないわよ? あの茶髪男への誘惑は、私も横で聞いててドキドキしちゃった!」


うわっ、思い出したくもない。


香純さんを見て頬を赤らめてると、当麻くんが近付いてきた。


「んじゃ香純さん、わり~けど、帰っわ。さや、行こーぜ」







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