恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「帰ろーぜ」


当麻くんが私の肩を抱き、モメる寸前のふたりを残し教室をでた。


「大丈夫? あのふたり」


「ヘーキ、ヘーキ! じゃれてるだけだろ」


「じゃれるねぇ……。アハハ、イヌじゃないんだから」


「鶴が、月のイヌみたいなモンだろ?」


……えっ?


「おっ! それよりさ。今日なんかいい話あるって?」


「あ、うん。ケータイ買ったら、ウチに来てよ」


「へ、さやんちに? いーケド。なんでだ?」


不思議そうにしてた当麻くんだけど、


きっとこんなコトは、思いつきもしないと思う……。


喜ぶかな、


喜ぶよね!?


お兄ちゃんは……


驚くだろうけど……。っていうか、大反対!?




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