恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
お兄ちゃんが鶴くんの前に出てくる。


「どーだ、見たか? ヤンキー鶴のできあがりだ! これでな、もーちょっと偉そうにすれば、カンペキだ」


偉そうに……ね。鶴くんにとって、一番難しいコトのような気がするけど?


案の定、本人は恥ずかしそうに、苦笑いしてるし。


「鶴、いーじゃん。カッコイイ~」


月ちゃん、ずっとケラケラ笑っている。当麻くんは、黙ったまま。


「さや、どーだ。これからは、品行方正なヤンキーが流行るぞ? 見た目はイカつくても、中身は坊ちゃんだ」


「ぶーっ! 鶴が……ヤンキー? すぐやられそぉ。あぁ、お腹痛いよぉ~っ」


月ちゃん、とうとうソファにひっくり返ってる。




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