らぶっ!ゆるかわ男子
「宮下さん?」
「…ん?」
「どうしたの。ぼーっとして。どっか具合悪い?」
あぁ…キュンきた。
可愛すぎる。その優しさにも惚れる。天然って怖い。
「大丈夫だよ。煌くん家落ち着くなーって思ってただけ」
「何にもないからつまんないでしょ。ゲームくらいしかないよ」
「ゲームやるの?意外」
「まぁそれなりに。てかオレ、ゲーマーだよ」
私の正面に座ってお茶を飲む煌くんにちょっとビックリした。
煌くんがゲーマー?
ゲームなんてやらなそうなのに。可愛い顔してやることは男らしいね。
でも…煌くんも男の子ってことだよね。
自分のこと"オレ"って言うし、私服も普通の男子っぽい服だし。
今座ってるけど、祐吾くんとかみたいに胡座かいちゃってるし。
よく見れば手とか足とかも何気男らしい…。
きっと体のラインとか綺麗なんだろうな―………。
――――って。
「わぁっ!!ごめんなさいーっ」
「どうしたの…華衣ちゃん」
「…気にしないで。最近可笑しいだけだから」
………………もう嫌だ。
一体、何を考えていたんだ私っ。