らぶっ!ゆるかわ男子
冬休みになって、年が明けて、あと三ヶ月も経ったら私たちは進級する。
そうしたらクラスはどうなるんだろう。
友達は?離れ離れになるのかな?
もうこうして、集まることもないのかな。
ってふと思ったり。
まだまだ先のことなのにね。
思い耽ってるとゆうちゃんに話を振られた。
「華衣、聞いてた?」
「え?」
「またトリップしてたよ、コイツ。何妄想してたんだ」
なっ!!妄想なんてしてないもん!!
否定してるのに真里は「はいはい」と適当にあしらうだけだった。
…何だよ、もうっ。
「でね、24日に集まってクリスマスパーティーやろうかって話してたの」
……………………。
クリスマス、パーティー?
「昼間は誰かん家でご飯食べたりしてさ!夜はイルミネーション見に行こうぜってなってんの」
「昼ご飯なら簡単なの作ればいいし、お菓子も持ってパーッと遊ぶべ」
拓哉くんが祐吾くんの肩に腕を回しながら言うと、ゆうちゃんも真里も笑顔で頷いた。